調理時間
トマトソース:約20分(トマトソースの煮込み時間込み!)
パスタ:約15分(パスタをゆでてソースと合わせるまで)
※2017.8.18 トマトパスタのレシピ動画を追記しました
※2017.7.28 レシピ動画を追記しました
初心者でも特別な材料を使わずに簡単にトマトソースを作る、ムッシュ高木のプロの技を伝授します。そしてそのトマトソースを使ってイタリアを代表するシンプルの極みパスタ「パスタ・アル・ポモドーロ」(トマトソースのパスタ)を作ってみましょう!
このトマトソースの作り方を覚えれば、スープやラタトゥイユなど、色んな料理を手軽に作ることだってできちゃうんです!
トマトソースを使った他のレシピはこちらでも紹介しているので、このレシピをマスターしたら是非トライしてみてくださいね。
→簡単、ラクチン、時短レシピ!トマトソースで作るラタトゥイユ(夏野菜のトマト煮込み)
→アサリのトマトスープ – トマトソースをプロ直伝の簡単プチアレンジ
【2017.7.28追記】
作り方を簡単にまとめた動画を作成しましたので、ぜひご覧ください!
動画を見るとこのソースの作り方が簡単だということが一層伝わるかと思います。
では、まずはトマトソースの作り方からGO!
トマトソースの材料(2人前)
- トマトの水煮缶 3缶(カットでもホールでもOK)
- 玉ねぎ 半玉
- 白ワイン 1カップ程度(約200㏄)
- オリーブオイル 適量

これだけ!
ちなみに、今回はホールトマトの水煮缶を使いましたが、カットされていた方が扱いやすいです。このレシピ撮影時は高木シェフが間違ってホールトマトを買ってきちゃったみたい(笑)。
トマトソースの作り方
- 玉ねぎをみじん切りにします。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎを中火で炒めていきます。
この玉ねぎが…
この程度、うっすら透明になる程度まで炒めましょう。
とにかくポイントは玉ねぎを焦がさないこと。中火くらいでさっと炒めていきます。(ムッシュ高木シェフ)
- 次にトマトの水煮缶を投入します。
- そして白ワインを1カップ(200㏄)程度入れます。
- あとは、中火で煮詰めていくだけ! はじめのうちはトマトをつぶしながら鍋をかき混ぜてあげましょう。
焦げないように時々かき混ぜる必要はありますが、鍋に付きっきりじゃなくても大丈夫です♪はじめはこんな色加減。グツグツ中火で煮込みましょう。
- ある程度煮詰まってきたら、弱火にしてトマトとワインの旨みを引き出したら完成!
このぐらいの色になれば完成です!
キッチンの環境にもよるかと思いますが、今回は約15分ほど煮込みました。
あれ?!味付けは…?と思った方もいるかと思います。ですが、ムッシュ曰く…
ポイントはね、あえてニンニクを入れないこと。ニンニクを入れるとレシピが限定されてしまうからなんです。塩コショウもいれないで大丈夫。料理全体の味付けの時に入れてあげればいいんです。(ムッシュ高木シェフ)
…なるほどです。あえてプレーンなソースを作ることで、今回のパスタだけではなく、色んな料理に利用することができるんですね。プロが伝授するコツは、焦がさない、あえて味付けをしない、これだけ。これなら初心者も簡単ですね♪
さて、それでは次にパスタ・アル・ポモドーロの作り方です。
パスタ・アル・ポモドーロの材料(2人前)
- パスタ 2人前(もちろん市販のものです)
- トマトソース オタマ2つ程度
- にんにく 2かけ
- 白ワイン 少々
- 塩 適量
- コショウ 適量
- オリーブオイル 適量
パスタ・アル・ポモドーロの作り方
- ニンニクをみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、ニンニクがきつね色になるまで炒めていきます。
ニンニクは油が温まる前から入れておいて大丈夫です。ニンニクははじめはこんな色です。
うっすらきつね色、黄金色になるまで炒めましょう。
この時、鷹の爪を入れてもまた美味しく仕上がりますよ。(ムッシュ高木シェフ)
- フライパンにトマトソースをオタマ2つ分ほど入れて、ワインをひと回し振りかけ、塩コショウで味を調えます。
好みの味に調ったら、いったん火を止めましょう。 - 続いて、パスタをゆでていきましょう。沸騰した鍋に、塩を入れます。水1リットルに対して塩10g程度が目安です。
※パスタのゆで時間は、商品に記載しているものに順じましょう。
※上の写真からも分かるかもしれませんが、炒めるのと並行してゆでてももちろんOK! - パスタがゆであがったら鍋からフライパンに入れてあげます。パスタは湯切りをする必要はありません!
ちなみに、4で塩コショウを振りすぎちゃった…という場合は、ゆで汁で味を調整するのがポイントですよ。 - ソースとパスタをよく絡ませて、塩コショウで仕上げの味を整えたら完成です!
パルメザンチーズをかけても美味しいですよ!
いかがでしたか? 煮込んだりゆでたりするため時間はかかりますが、材料や調理内容はとっても簡単な、ビギナーにもやさしい、ラクチンレシピではないでしょうか。
しかも、冒頭のトマトソースを覚えれば、上の写真にも写っているスープやラタトゥイユだってできちゃうんです!
これは覚えない手はないですね~♪
ぜひトライしてみてください!
あわせてお読みください
→簡単、ラクチン、時短レシピ!トマトソースで作るラタトゥイユ(夏野菜のトマト煮込み)
→アサリのトマトスープ – トマトソースをプロ直伝の簡単プチアレンジ
あるとよい調理器具
- スライサー(ニンニクや玉ねぎのみじん切りが簡単に!)
“ムッシュ髙木のおウチでかんたん!裏ワザレシピ” Produced by Xシェフ
髙木裕美知シェフ(ムッシュ髙木)プロフィール
1953年、北海道・旭川生まれ。元オークラアカデミアパークホテル総支配人兼総料理長。元グァムホテルオークラ「フランボヤン」料理長、元ホテルオークラ東京レストラン「カメリア」副料理長。天皇皇后両陛下や皇太子殿下宿泊の際は料理責任者を務める。ムッシュ高木は、素材の声に耳を傾け、「食事の喜び」をテーマに料理を創る。使う食材はフレンチでも、薬膳料理のようにお箸でも食べられる。翌朝の目覚めがとても健やかな「毎日食べたくなる、からだにやさしい食事」だ。庶民的感覚も持ち合わせ、飾らないユニークなキャラクターでも人気を博している。食を通したオリジナリティ豊かな発想で“闘うシェフ”とも呼ばれる。 →もっと詳しいプロフィールへ
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