調理時間:約13分
※2017.9.1 トマトソースとあさりのスープのレシピ動画を掲載しました
貧血や風邪の予防にぴったり!ミネラルとビタミン豊富なあさりと手作りトマトソースを使った、簡単でおいしいイタリアン風スープのレシピです。アサリのスープ(出汁)を取るのは本当に簡単。トマトソースを常備しておけば、手軽さに反比例した美味しさを味わえますよ。
あら塩があるとアサリの砂抜きに便利です!
【2017.9.1追記】
トマトソースとあさりのスープの作り方を解説したレシピ動画を制作しました。
8分の動画を見れば、作り方をマスターできますよ!
材料(2人前)
- アサリ 25個程度
- トマトソース(作り方はこちら!)
- 水 鍋にアサリを入れたときにアサリが隠れる程度
下ごしらえ
アサリはあらかじめ砂抜き、塩抜きをしておきます。
砂抜き済と書かれたアサリでも、砂が残っている場合があります。ワンポイントなんですが、砂抜きをするときに、冷たい水をたっぷりボウルに張ってもだめなんです。アサリが顔を出す程度の水の量、そして少し生温かい程度の温度であることが大事です。そして、お塩はあら塩を少し入れてあげると、貝の中からごみが出てきます。(ムッシュ高木シェフ)
砂抜きされている市販の貝でも正しい砂抜きを行うとさらに砂やごみが出てくるんですね。
作り方
- 砂抜きしたアサリを真水で洗います。
- 鍋にアサリを入れ、アサリが隠れる程度の水を入れます。
- 中火でグツグツゆでます。もし沸騰して溢れだしそうになったら火を弱めてください。
- 約12分前後ゆでたら、出汁の完成です。
アサリが開いて旨みが抽出されました!
- 出来上がった出汁にトマトソースを入れ、混ぜ合わせれば完成です。トマトソースの量はお好みでOKです。お味噌汁感覚で味を見ながら調整してみてください。ちなみにこの出汁はもちろんお味噌汁にも使えますよ。
お好みでパセリを散らしても香りが立って◎!
いかがだったでしょうか? アサリの出汁を取るのって、とても簡単ですよね。大事なのは砂抜きです!正しい方法で、しっかり貝の中の砂やごみを取り除いてあげましょう。そうすれば上品な出汁が取れますよ♪
最後に出汁を取るときのコツとシェフの昔話をご紹介!
昔、後輩たちにアサリの味噌汁を作りなさいと言ったとき、彼らは沸騰したお湯にアサリを入れて”貝が開かなかった”ということがあったんです(笑)。 アサリを入れるときは、水からじゃあないと開かないんですよ(※)。いきなり沸騰したお湯に入れてはだめなんです。(ムッシュ高木シェフ)
※所説あるようです。
アサリの出汁を取る際のコツ、しっかり覚えていただけましたでしょうか??
砂抜きさえしっかりしておけば、料理初心者にもやさしいレシピですので、おうちでプロの味を試してみてください!
簡単さには反した驚きのおいしさを味わえるはずですよ♪
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髙木裕美知シェフ(ムッシュ髙木)プロフィール
1953年、北海道・旭川生まれ。元オークラアカデミアパークホテル総支配人兼総料理長。元グァムホテルオークラ「フランボヤン」料理長、元ホテルオークラ東京レストラン「カメリア」副料理長。天皇皇后両陛下や皇太子殿下宿泊の際は料理責任者を務める。ムッシュ高木は、素材の声に耳を傾け、「食事の喜び」をテーマに料理を創る。使う食材はフレンチでも、薬膳料理のようにお箸でも食べられる。翌朝の目覚めがとても健やかな「毎日食べたくなる、からだにやさしい食事」だ。庶民的感覚も持ち合わせ、飾らないユニークなキャラクターでも人気を博している。食を通したオリジナリティ豊かな発想で“闘うシェフ”とも呼ばれる。 →もっと詳しいプロフィールへ
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