調理時間:1分以内
ドレッシングは買うものだと思っていませんか?
実は、家庭にあるもので簡単にできちゃうんです。
ドレッシングを手作りすれば、余分な添加物が入ることもないし、油の量も調節できて、いいことづくめ。
ドレッシングやソース作りの基本は、フレンチドレッシングを作れるようになること。フレンチドレッシングができれば、醤油を足せば和風ドレッシング、さらにごま油と白ごまを足せば中華ドレッシングと、ちょい足しするだけで様々なドレッシングが完成します。
ここではドレッシングの基本であるフレンチドレッシングの作り方と、それを4種のドレッシングにアレンジする方法、さらにさまざまなアレンジレシピやテクニックを伝授しちゃいます!
一流ホテルの総料理長が教えるまさにプロのテクニック、なのに超簡単。必見です。
このページの目次
これが基本!フレンチドレッシングの作り方
材料(2〜3人前)
- サラダ油 大さじ4杯
※オリーブオイルでもOKです! - ホワイトワインビネガー(酢) 大さじ1杯
※ミツカンの米酢などの普通のお酢や、なければレモン汁でもOKですが、ワインビネガーが一番美味しいです。ぜひホワイトワインビネガーを使ってみてください。酢で作る場合はちょっと酸味が強くなるので油を多めにするか酢を少し水で薄めてみてください。 - こしょう 少々
- 塩 少々
- マスタード 小さじ1杯
※からしでもOKです!
作り方
- カップなどの容器にマスタードをアバウトに小さじ一杯くらい入れ、こしょうを少々振り、塩を軽く2つまみくらい混ぜます。
- 酢を大さじ1杯入れ、マスタードを酢で溶かすようにしっかり混ぜます。
※酢の苦手な方は酢を少なめにし、サラダ油を少し多めに入れると良いでしょう。 - 油(オイル)を大さじ1杯入れて軽く混ぜたあと、さらに大さじ2〜3杯の油を加え混ぜます。
※酢1に対して油3か4と覚えておくと便利です!
- さらにしっかり混ぜたら、できあがり!
思ったよりずっと簡単ですね!
ムッシュ髙木より『フレンチドレッシングと料理の基本』
ドレッシングはスーパーに行って買うものではありません。家庭にあるものでできちゃうんです。家族3人位だったら、1回に使う量はコーヒーカップの半分もあれば足りちゃいます。それならば自分で作ってみましょう。毎回その時に必要な分だけ作れば無駄もないし、市販のドレッシングでは出せないオリジナルの味が出せます。
料理とは、基本のものに味をアディショナルすることで世界が広がっていきます。
マヨネーズを例にすると、
マヨネーズに玉ねぎ、ゆで卵、ピクルス、パセリ等を入れると→タルタルソース
マヨネーズをフレンチドレッシングに代えて同じ具材を入れると→ラビゴットソース
タルタルソースにケチャップを足せば→サウザンアイランドドレッシング
このように広がっていくのです。フレンチドレッシングは様々なドレッシングやソースのベースになります。まずはフレンチドレッシングの作り方をぜひ覚えてみてください。基本の基本であるフレンチドレッシングは、カルパッチョ(イタリア風刺身)にかけるソースにもなります。刺身を買って野菜を切ってフレンチドレッシングをかければカルパッチョも作れちゃいますよ。
ちなみに、ホワイトワインビネガーとは白ワインから作った酢のことです。 一般の酢よりまろやかなので酢の苦手な方にも重宝します。 安価なので1本用意しておくと良いでしょう。(ムッシュ高木シェフ)
<それでは、アレンジしてみましょう!>
和風ドレッシングの作り方
材料(2〜3人前)
- さきほど作ったフレンチドレッシング
- おろし生姜 お好みの量
※チューブの生姜やにんにくでもOKです! - 醤油 小さじ1〜2杯
作り方
- フレンチドレッシングにおろし生姜をお好みの量加えてかき混ぜる
- 醤油を小さじ1〜2杯ほど垂らして混ぜたら完成です!
たったこれだけです。簡単ですね!
ブルーチーズドレッシングの作り方
ここでちょっと趣向を変えて、チーズ好きにはたまらない、サラダにもディップにもリッチなブルーチーズドレッシングの作り方をご紹介します!
材料(2〜3人前)
- さきほど作ったフレンチドレッシング
- ブルーチーズ お好みの量
※カビチーズであれば、ロックフォールでもゴルゴンゾーラでもOK!
作り方
- ブルーチーズを1cm角に切る
- フレンチドレッシングにお好みの量加えてかき混ぜて完成
※かき混ぜすぎず、少しチーズの塊を残すとチーズ好きにはたまりません!
これも簡単ですね!
ちょっと気取ったレストランに行って「ドレッシングはどうなさいますか?」と聞かれた時、「オイル&ビネガー」なんて答えると、「食べ慣れてるお客様だな」と思われます。そんなオイル&ビネガーにブルーチーズを足したものがブルーチーズドレッシングです。チーズが苦手な方も意外とハマるドレッシングですよ。(ムッシュ高木シェフ)
イタリアンドレッシングの作り方
材料(2〜3人前)
- さきほど作ったフレンチドレッシング
- 練にんにく 少々
- 赤パプリカ顆粒 小さじ1杯
作り方
- フレンチドレッシングに練にんにくを少々、赤パプリカ顆粒を小さじ1杯加え、混ぜたら完成です!
中華ドレッシングの作り方
材料(2〜3人前)
- さきほど作ったフレンチドレッシング
- 醤油 小さじ1杯
- ごま油 少々
- 白ごま お好みの量
作り方
- フレンチドレッシングに醤油、ごま油、白ごまを加え混ぜたら完成です!
[おまけレシピ]中華ドレッシングを使った簡単メニュー「キュウリの中華ドレッシング和え」
中華ドレッシングを使った簡単メニューをひとつ。
2〜3分で調理できるので、急に1品増やしたい時にはぴったりです。食欲のないときにもオススメです。
材料
- さきほど作った中華ドレッシング
- きゅうり 2本
- 塩 少々
作り方
- キュウリを2本用意します。キュウリに塩を十分にふりかけ、ゴロゴロと転がします。塩が馴染むまで転がしながら揉みます。
- キュウリをビンで叩きます。キュウリが裂けるまで叩きます。
- 裂けたキュウリを手でちぎります。
- キュウリをボウルに入れ、中華ドレッシングを入れよく混ぜたら完成です。
以上、フレンチドレッシングの作り方と、さまざまなアレンジレシピのご紹介でした。ぜひご自宅でお試しくださいね♪
“ムッシュ髙木のおウチでかんたん!裏ワザレシピ” Produced by Xシェフ
髙木裕美知シェフ(ムッシュ髙木)プロフィール
1953年、北海道・旭川生まれ。元オークラアカデミアパークホテル総支配人兼総料理長。元グァムホテルオークラ「フランボヤン」料理長、元ホテルオークラ東京レストラン「カメリア」副料理長。天皇皇后両陛下や皇太子殿下宿泊の際は料理責任者を務める。ムッシュ高木は、素材の声に耳を傾け、「食事の喜び」をテーマに料理を創る。使う食材はフレンチでも、薬膳料理のようにお箸でも食べられる。翌朝の目覚めがとても健やかな「毎日食べたくなる、からだにやさしい食事」だ。庶民的感覚も持ち合わせ、飾らないユニークなキャラクターでも人気を博している。食を通したオリジナリティ豊かな発想で“闘うシェフ”とも呼ばれる。 →もっと詳しいプロフィールへ
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