調理時間:約5分
テレビや雑誌で特集が組まれる人気&定番の洋食・オムレツ。
ふわふわ、とろとろのオムレツはいつの時代もみんなを魅了する人気者ですよね。
今回は、そんな”ふわとろ”のオムレツのレシピと作り方を紹介いたします。
ホテルの朝食で提供されるような、プレーンなオムレツです。
誰でも簡単にふわとろに仕上げる裏技は、“手早くかき混ぜてスピーディに仕上げる”こと。
慣れれば5分以内に作れてしまいますので、手軽に作れる1品として皆さんの得意料理に加えてみてください。
今回は、とっても簡単な巻かないオムレツと、レストランのようにキレイに巻いたオムレツの2パターンの作り方を紹介します。
どちらも動画で一連の流れを紹介していますので合わせてご覧ください。
材料
- 卵 3個
- サラダ油 適量(フライパン全体を薄く覆う程度)
- バター ひとかけ(大さじ1杯程度)
作り方
- 卵3個をボウルに割り入れ、“しっかり”溶きます。
卵白と卵黄は火の入り加減が違うんです。そのため、よく混ぜないとデコボコとしたオムレツになってしまうんです。(ムッシュ高木シェフ)
- フライパンにサラダ油を入れて火にかけます。油の量はフライパン全体を薄く覆う程度です。また、火加減は中火と強火の間位がよいでしょう。
※記事の下の方で一連の流れを動画で紹介しています。火加減調整の参考にしてみてください。 - 油が熱せられたら、バターをひとかけ入れて溶かします。
しばらく熱しているとバターが泡立ち、やや茶色になってきます。
- バターの香りが立ち、やや茶色になるまで熱したら卵を一気に流し込みます。
- フライパンに入れた卵の縁が固まり始めるまで少し待ちます。
- 卵の縁が固まり始めたら、箸で手早く右に3回、左に3回卵をかき混ぜます。フライパンの中心と端の中間あたりをかき混ぜるとよいでしょう。
右に3回…
左に3回、手早くかき混ぜましょう
- かき混ぜたあと、5秒ほど熱したら完成です。一連の流れを動画にまとめましたのでご覧ください。
完成!
こちらは焼きあがったオムレツをそのままお皿に移した例です。これをそのままチキンライスなどに乗せればふわとろオムライスの完成です!
オムレツを巻く場合(動画あり)
- 卵を熱し、フライパンで手早く混ぜたら、フライパンの頭を下にして卵を上から下へ巻いていきます。
卵をゆっくりはがして…
下へ巻いていきます
- 次に、フライパンを持つ手と反対の手を使い、フライパンの柄の部分を軽くゆっくりと叩き、その反動でフライパンをあおります(振ります)。この作業を何回か繰り返し、卵の外側の部分を内側へと返していきます。
柄の部分を軽く、ゆっくり叩いて…
その反動でフライパンをあおります
フライパンをゆっくりあおって…
フライパンの頭の方から卵を内側に巻いていきます。この作業を何回か繰り返しましょう。
- 次に、箸を使い、卵の外側(フライパンの頭の方)を持ち上げ、フライパンを大きくあおって(振って)卵を裏返しにしましょう。
箸で卵をささえながら…
卵を裏返しにしましょう
- 裏返したら、フライパンの端の方で卵の形を木の葉の形に整えていきます。
- 形が整ったら、手順2、もしくは手順3の要領で卵を再び裏返していきます。
- 卵が裏返ったら、お皿を用意し、フライパンをかぶせるような形でオムレツをお皿に移します。
お皿にフライパンをかぶせるようにしながら…
オムレツをお皿に移しましょう
- 後は、オムレツの表面をナイフで縦に軽く切れ目を入れれば完成です。こちらも一連の流れを動画にまとめましたのでご覧ください。こちらの動画では、卵を混ぜる回数は右周り・左周りとも計6回手早く混ぜています。
完成!
薄く切れ目を入れた中から、半熟の卵が顔を出しているのが分かるでしょうか?
お店で提供されるような形ですよね。
プレーンなオムレツなので、お好みでケチャップをかけてお召し上がりください。
別の記事で紹介したトマトソースで味付けしても美味しく頂けると思います。
もちろん、出汁、塩、しょうゆなど、各種調味料を加えて自分好みで味付けしてもOKです。
このプレーンオムレツをマスターしておけば、色々とアレンジが楽しめますよ!
いかがだったでしょうか?
料理に慣れていない方は、まずは卵を巻かないスタイルからマスターし、徐々に巻く方の作り方にも慣れていっていただければよいと思います。
作り方自体はとってもシンプルですし、調理時間も非常に短いので、誰でも気軽にパパっと作れます。
ぜひみなさんのレパートリーに加えてみてくださいね!
“ムッシュ髙木のおウチでかんたん!裏ワザレシピ” Produced by Xシェフ
髙木裕美知シェフ(ムッシュ髙木)プロフィール
1953年、北海道・旭川生まれ。元オークラアカデミアパークホテル総支配人兼総料理長。元グァムホテルオークラ「フランボヤン」料理長、元ホテルオークラ東京レストラン「カメリア」副料理長。天皇皇后両陛下や皇太子殿下宿泊の際は料理責任者を務める。ムッシュ高木は、素材の声に耳を傾け、「食事の喜び」をテーマに料理を創る。使う食材はフレンチでも、薬膳料理のようにお箸でも食べられる。翌朝の目覚めがとても健やかな「毎日食べたくなる、からだにやさしい食事」だ。庶民的感覚も持ち合わせ、飾らないユニークなキャラクターでも人気を博している。食を通したオリジナリティ豊かな発想で“闘うシェフ”とも呼ばれる。 →もっと詳しいプロフィールへ
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