元ホテルオークラグループ総料理長・ムッシュ髙木シェフが教える料理の“いろは”、第10回目は、今回はお米の炊きかたです。
軽量カップがなくても大丈夫。
お米1に対して、水1を加え、さらにお米の量の5~10%の水を加えるだけで、おいしいお米が炊けるんです。
軽量カップや炊飯器のメモリに頼らないプロのお米の炊き方をお伝えいたしますよ!
豆知識
1合は180mlです。市販のコーヒーカップは大体180~200mlが入るように作られていますので、軽量カップがない場合はコーヒーカップを使ってお米を炊いてみましょう!
コツは本記事でご紹介します。
Lesson:お米の炊きかた
- お米をボールに入れて、水を注ぎ、一度水を捨てます。
- 再びボールに水を入れ、お米を軽く研ぎます。最近の精米機は進んでいるので、”研ぐ”という感覚ではなく、”洗う”という方が適切でしょう。
- 米が研ぎ終わったら、しっかりと水を切ります。炊飯器に入れる水の分量をきちんと図るためです。
- 炊飯ジャーにお米を移し、水を加えます。ここでポイントです!まずはお米1に対し、水も1加えてあげます。そして、お米の量の5~10%の水を足してあげましょう。
水の加え加減はお好みですが、新米は水分量が多いのでやや少なめに、古米は水分量が少ないのでやや多めに、という目安で考えましょう。 - あとは、炊飯ジャーのボタンを押すだけです!
繰り返しますが、お米1に対して水1を加え、そしてお米の量の5~10%の水を加えてあげるという事を覚えておきましょう。
これを覚えておけば、軽量カップがなくても美味しくお米を炊くことができますよ。
誰でもマネできるプロの技ですね。
この記事を参考に、おいしいお米を炊いてくださいね!
ムッシュ髙木の料理の基本
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ムッシュ髙木の料理の基本(だし・ソース・ドレッシング編)
“ムッシュ髙木のおウチでかんたん!裏ワザレシピ” Produced by Xシェフ
髙木裕美知シェフ(ムッシュ髙木)プロフィール
1953年、北海道・旭川生まれ。元オークラアカデミアパークホテル総支配人兼総料理長。元グァムホテルオークラ「フランボヤン」料理長、元ホテルオークラ東京レストラン「カメリア」副料理長。天皇皇后両陛下や皇太子殿下宿泊の際は料理責任者を務める。ムッシュ高木は、素材の声に耳を傾け、「食事の喜び」をテーマに料理を創る。使う食材はフレンチでも、薬膳料理のようにお箸でも食べられる。翌朝の目覚めがとても健やかな「毎日食べたくなる、からだにやさしい食事」だ。庶民的感覚も持ち合わせ、飾らないユニークなキャラクターでも人気を博している。食を通したオリジナリティ豊かな発想で“闘うシェフ”とも呼ばれる。 →もっと詳しいプロフィールへ
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