新シリーズスタート!
料理の苦手なみなさまへ、元ホテルオークラグループ総料理長が教える料理の“いろは”。
自己流で上達してきた方にもきっと役立つ、 ムッシュ髙木の『料理の基本』シリーズがいよいよスタートです!
ムッシュは、
「料理に正解も間違いもない」
「料理は基本さえ覚えれば誰でもできる」
「プロの料理人だからすごいわけじゃない」
ということをよく言います。
そんなムッシュの思いを形にして、みなさまに料理の基本を覚えていただくことで、料理ができる人を増やしたい、料理を楽しんで欲しい、そして日本の食文化がさらに発展して欲しいという気持ちでこのシリーズを作成しております。
第一回は、料理をする時の立ち方、まな板の置き方、包丁の持ち方について。
基本中の基本だからこそ、正しいやり方を覚えたいですね。
(このコーナーは週1くらいのペースで不定期に更新していく予定です)

ムッシュ髙木(右)と、助手をしてくれたXシェフスタッフの安藤さん(左)。 後日動画もアップする予定です。
Lesson1:料理をする時の立ち方
最初は、多くの方が普段意識していない「立ち位置」について。
- 調理台の正面にまっすぐに立つ
- 調理台とおへその間にこぶしを置き、こぶし1個分の距離を取る
- 右利きなら左足、左利きなら右足を半歩前に出す
これが料理をするのに一番楽だと言われている立ち方だそうです!
Lesson2:まな板の置き方
次は、これも基本中の基本。まな板の置き方です。
- 調理台の手前からこぶし1個分ほどの位置に、調理台に対して平行に置く
たったこれだけですが、覚えておきましょう!
Lesson3:包丁の持ち方
それでは包丁を持ってみましょう。
包丁の持ち方の基本は『一文字』。この持ち方だけで魚をおろしたり、野菜を切ったり、いろんなことができます。
慣れてくると包丁にはいろんな持ち方が存在しますが、まず失敗しない持ち方が『一文字』だそうです。
- 人差し指を立て、包丁の背にあてます。
- 残った3本の指で柄の部分を握ります。
- まな板と包丁が直角になるように構えます。
これだけです!
まな板に対し直角に構えることで、自然とひじが脇腹にくっつき脇が締まります。脇が締まると包丁の軌道が一定になり、失敗しにくくなります。
まずは指を1本立てて持つ、『一文字』を覚えてください!
ムッシュいわく、ここまで覚えれば料理の2割くらいはマスターしたようなものだそうです!
次回は、野菜の切り方:扇切り、拍子切り、くし切りをお届けします。お楽しみに!
ムッシュ髙木の料理の基本
- 【料理の基本1】立ち方、まな板の置き方、包丁の持ち方
- 【料理の基本2】野菜の切り方 (大根/人参/玉ねぎ): 扇切り・拍子切り・くし切り
- 【料理の基本3】野菜の切り方(アスパラ/人参) : 乱切り
- 【料理の基本4】野菜の切り方(玉ねぎ):プロのみじん切り
- 【料理の基本5】包丁使いのコツ:左手の添え方・使い方
- 【料理の基本6】フライパンを使った肉の焼き方:牛ランプ肉のステーキ
- 【料理の基本7】フライパンを使った肉の焼き方:鶏モモ肉のステーキ
- 【料理の基本8】フライパンを使った肉の焼き方:鶏ムネ肉のソテー
- 【料理の基本9】フライパンを使った肉の焼き方:醤油を使ったステーキソース
- 【料理の基本10】炊飯器のメモリに頼らないお米の炊き方 NEW
ムッシュ髙木の料理の基本(だし・ソース・ドレッシング編)
“ムッシュ髙木のおウチでかんたん!裏ワザレシピ” Produced by Xシェフ
髙木裕美知シェフ(ムッシュ髙木)プロフィール
1953年、北海道・旭川生まれ。元オークラアカデミアパークホテル総支配人兼総料理長。元グァムホテルオークラ「フランボヤン」料理長、元ホテルオークラ東京レストラン「カメリア」副料理長。天皇皇后両陛下や皇太子殿下宿泊の際は料理責任者を務める。ムッシュ高木は、素材の声に耳を傾け、「食事の喜び」をテーマに料理を創る。使う食材はフレンチでも、薬膳料理のようにお箸でも食べられる。翌朝の目覚めがとても健やかな「毎日食べたくなる、からだにやさしい食事」だ。庶民的感覚も持ち合わせ、飾らないユニークなキャラクターでも人気を博している。食を通したオリジナリティ豊かな発想で“闘うシェフ”とも呼ばれる。 →もっと詳しいプロフィールへ
この記事へのコメントはありません。